ゆかりの早春賦

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「constructor」製作の箱庭探索ゲーム。
ノベル+RPGといった印象のシステム。主要キャラクターはフルボイス。

ストーリーの内容的には主人公の5歳の女の子「ゆかり」が朝ごはんを取りに行くというだけの話だが、「ゆかり」は家電や食器、ぬいぐるみや動物などと会話出来る特殊な能力の持ち主。
それらの物体達には「びあんく」と呼ばれる力が宿っており、「びあんく」が宿った物体同士を戦わせたりしながら朝ごはんを手に入れる為、家中を歩きまわる。

なぜ「ゆかり」にそんな能力があるのか、そして「びあんく」とは何なのかなどの説明は一切無いので、会話の内容が理解できない場面も多かった。
他のゲームと同じ世界観らしいので、それをやっていたら理解できるのかも知れない。

ちなみに、タイトルの早春賦は「はるのかぞえうた」と読むらしい。

プレイ時間は2時間程。


父親が起きないので、「ゆかり」は朝ごはんを取りにいくことになる。
「ゆかり」が5歳ということもあって、文章はひらがなが多め。


ゆかりの頼れるお兄ちゃん、猫の「フゥ」。
なぜ猫がお兄ちゃんなのかは分からない。


戦闘画面。
こころのとも（仲間）から3体まででパーティーを組み、戦わせる。
フィールドには攻撃ラインと防御ラインがあり、そこに毎ターン仲間の技と配置をセットする。
同じライン上で自分と敵のキャラクターがぶつかれば、キャラクター同士で戦闘して、
同じライン上にキャラクターが1体しかいなければプレイヤーにダメージを与える。
これを敵プレイヤーか、こちらのプレイヤー「ゆかり」のHPが無くなるまで続ける。

トレーディングカードゲームなどのシステムに近いかも。

攻撃属性や弱点属性もあり、かなり複雑なシステムだが、難易度は易しいので適当にやっていても勝てる。
縛りプレイをするのでなければ、常に3体とも攻撃ラインに配置して全体攻撃でもしていればサクサク進められる。


「ゆかり」のお姉ちゃん、冷蔵庫の「レン」。
冷蔵庫だけどなぜか人の姿をしている。


とっても強いウサギのぬいぐるみ「ターヴュレンス」。
可愛い見た目と声に反して、傭兵をしているらしい。

戦闘に関してはクリア後の強敵以外は弱いので属性とかパーティー編成とか余り考えずに進められた。
強敵にしてもクリアボーナスを使えば（何度でも貰える）あっさり勝てるので、仲間を強化できる「貯びあんく」を使わないくらい縛ったほうが良かったかも知れない。

あと、このゲームはバグが非常に多いのでこまめなセーブを忘れずにしたい。
戦闘中にずっと攻撃し続けて進行不能になるバグ、特定の場所で戦おうとすると進行不能になるバグ、ボイスが再生されなくなるバグなど、たぶん5回くらいはゲームを再起動した。

可愛らしい不思議な世界観が好きな方にはおすすめのゲーム。

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タグ：ADV RPG

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