BLUE*：フリーゲームレビュー

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BLUE*　[フリーゲーム]

「Namaage」製作の長編ビジュアルノベル。
「2001年」「1999年」「1989年」の3つの時代で構成されていて、どんどん過去の物語へと展開していく。選択肢は無い、一本道のノベルゲーム。

ストーリーは日常系の話で、学問、文学、芸術、音楽などをネタにした会話が多めなので、そういった会話が好きな方にはオススメかもしれない。

プレイ時間は5時間程。

2001年（プロローグ）

「俺のケツをなめろ」という謎の最期の言葉を残し、天才詩人と呼ばれた「朝霧　奏（あさぎり　そう）」は病院で息を引き取った。
そのニュースを聞いた、「西九条　棗（にしくじょう　なつめ）」は2年前に三葉公園の展望台で、「朝霧　奏」に偶然出会い、彼の過去を聞いたことを思い返していた。

1999年（プロローグ）

高校の演劇部に所属する「西九条　棗」はプロの脚本家になることを夢見ている少女。友人の「柳　火乃香（やなぎ　ほのか）」と共に旧図書館で、脚本の資料を探していたところ、「天使の歌」という単語が書かれた、10年前の日誌を見つける。

「棗」は詩人「朝霧　奏」のファンで、メディアに露出していない容姿も知っているほど。そんな信奉する天才詩人と、しし座流星群の観察に立ち寄った、三葉公園の展望台で偶然出会う。

そして、「棗」がたまたま口に出した、「天使の歌」という単語を聞いた「朝霧　奏」から10年前の出来事が語られる。

1989年（本編）

高校生の「朝霧　奏」は置き忘れた自作ポエムノートを取りに行った三葉公園の展望台で、パジャマ姿で歌をうたう、天使のような中学3年生のアルビノ少女「鈴（れい）」と出会う。
突然飛び降りた「鈴」を体を張って助けた「奏」は、次第に「鈴」との交流を深めていく。

1989年の主人公「朝霧　奏」には、幼い頃に友人を救えなかったトラウマがある。

「鈴」の他にもヒロインが登場。
「水興　耀子（みずこし　ようこ）」は生徒会長も務める、才色兼備のクラスメート。
黒髪ロングはやっぱり良いよね。

幼馴染で弟分の、女にしか見えない少年「伏見　優（ふしみ　ゆう）」。
「奏」とはかなり長い付き合いだが、疎遠になりつつある。

本編は基本的にヒロインごとに問題が発生→解決といった感じに進んでいく。
日常的な会話があったり、ハーレム状態になったり、専門的な話があったりと、ちょっとラノベっぽい展開かもしれない。