12亜神伝

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「k.imayui」制作のWOLF RPGエディター製、フリーシナリオRPG。

「第5回WOLF RPGエディターコンテスト」エントリー作品。

主人公は王都にやってきた一人の冒険者で、人間と鬼族の戦いに巻き込まれていく。

レトロチックなグラフィックと、自由度の高さが特徴的で、ファミコン時代の「ファイナルファンタジー」や、スーパーファミコンの「ロマンシング サ・ガ」で遊んだ記憶が蘇るようなゲームだと思った。
序盤からどこの組織に入るかでルートが分岐したり、ストーリーを進めずに色んな場所に行けたり、時期限定で行ける場所があったりと、フリーシナリオRPGらしく自由度が高いので、何度も最初からプレイしたくなる。（周回プレイの特典とかは無いが。）

プレイ時間は5時間ほど。


まずは主人公の職業・性別・名前を決める。
こういった最初に主人公の職業を決めるゲームだと、物理攻撃キャラを選んだ方が有利な印象があるので、戦士を選んだ。
でも、すぐに仲間とパーティーを組めるようになるので、術使いでも、マロン魔道士でもお好みで選んで問題無い。


王都の広場のような場所から物語は始まる。
人間と鬼族は交戦中で、王都では傭兵や私兵を募集しているので、どこかの組織に入ることでストーリーが進んでいく。
ストーリーを進めずに、先に色んな場所に行くこともできる。


王都には3つの私兵団、「カリエデ私兵団」「ケソット傭兵団」「クオーガ団」がある。
序盤のルート分岐は3種類で、王都傭兵団か、カリエデ私兵団か、クオーガ団に入ることになる。（ケソット傭兵団にはたぶん入れない？）


戦闘画面。
真っ黒な背景に、アンチエイリアスの掛かっていないキャラクターグラフィックと、ファミコン時代のRPGを彷彿とさせる画面。
コマンド式の戦闘で、一人ずつ攻撃や術を選んでいく。

武器や術にはレベル（熟練度）があり、同じタイプの武器や、術を使い続けていると、最大Hit数が多くなり、威力が何倍にもなる。

術は覚える時には詳細な説明があるが、普段は効果や消費MPを確認できない仕様で、ほとんどの術は対象を単体と全体に切り替えられるのにしばらく気付かなかった。

全体的に情報量少なめで、プレイヤー自身が色々と試して確かめていくというのも、レトロゲームを意識してのことかもしれない。


戦闘後はランダムでステータスがアップする。
アップする確率は結構高めなので、特に意識しなくても、どんどん強くなっていく。


人間を根絶やしにしようとする鬼族の軍団。


フィールドマップ画面。
街の人々などから情報を聞くことで、行ける場所も増えていく。


国には12種類の亜神と呼ばれる種族が存在する。
亜神にはイルカや火蜥蜴、蛇や蝶など、様々な生き物がいる。
鬼も亜神の一種。

キャラクターが覚えられる術は、12種類の亜神術と、回復特化の天使法があり、色んな場所で習得できるが、高レベルの術を教えて貰える場所は限られている。
術を1つ覚える度に最大SPが10上がるので、相反する種類の亜神術は覚えられないという制限はあるが、使わない術でも数多く覚えさせればSPで困ることはまず無くなる。


装備画面。
両手に武器を装備できるので、物理攻撃系のキャラクターは二刀流にすると良いかも。（左手には短剣やナイフが装備できる。）

各種類の武器のレベル（熟練度）は下の方に表示されていて、同じ種類の武器を使い続けることが大事。
武器レベルによって攻撃の最大Hit数が決まり、Hit数によって威力が何倍にも変わってくる。

各キャラクターには体格の数値があり、これを装備品の重量が超えると、おそらく攻撃のHit数が減る。


人間と鬼族の争いは激しさを増していく。


レトロゲームをプレイする感覚で、懐かしい気分で遊べた。
情報が少なめで、色々と模索して進めていくのが楽しかった。

カリエデ私兵団がゲーム開始地点のすぐ近くにいたので、そのまま入団して最後まで進めたが、次は他のルートでもプレイしてみたいと思う。

現状まだバグは多めで、身動き取れなくなって詰んだり、本で亜神術を覚えようとしたら表示がおかしくなったりしたので、セーブデータは分けてプレイした方が良いかも。

タグ：RPG フリーシナリオ

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